当室は、川崎市宮前区の環境の良い住宅街に建つマンション内1室を施主である家具店経営者の方がご購入し、セルフプロデュースによりリノベーションされた物件です。
住まわれてから10年の時が経ち、このたびお子様の成長などライフスタイルの変化に伴い手放されることになりました。
78.60㎡の広さの室内は、既存の間仕切り壁はすべて取り払い、その代わりにご自身が経営される家具店のオリジナル家具によって緩くゾーンを分けた設計になっています。
キッチンと向き合うようにダイニングを置き、その先にお二人のお子様の子供部屋。そしてバルコニー側に広めのリビングとご夫婦の寝室を配置しています。
部屋は閉じずにキッチンを含めて回廊ができるオープンなスペースに設計されています。
このように天井を塞がずに各部屋を緩く分けたフラットで大きな空間は、当初の設計の意図通り家族同士のつながりを深めるオープンな空間として機能し続けています。
デザインの印象は躯体のコンクリート壁をカラフルなタイルと白壁で覆って、オリジナル家具によりウッディな温かみとモダンさを上手くミックスさせたイメージ。
ハンモックを吊るせるフックを天井に設けるなど遊びごころも演出されています。
通常のリノベーションは施主の方のライフスタイル性や個性が色濃く残り、そのため一般受けしづらいことがままありますが、こちらのお部屋に関して言えば個性が強そうでいて汎用性が高い設計になっていますので、同じようなご家族構成であれば使いやすい間取りに感じていただけると思います。
これからご結婚される方や小さなお子様がいらっしゃるご家族などには特にお薦めです。
そして、今回半分主役ともなっているオリジナルの家具類ですが、当室のご売却時にはご希望であればすべて残していただけるとのこと。
プロの家具職人がチョイスした秀逸な家具のエッセンスを感じながら大切に引き継いでいただければと思っています。
交通アクセスとしては、東急田園都市線の「鷺沼」駅が最寄り駅となり、また、近くには東名川崎インターがあり、都心その他へのアクセスには困りません。
周辺には保育園や学校も多く、子育てにはおすすめのロケーションです。
