事務所に使えるSOHO物件特集PART2
都市で叶えるSOHO──設計と立地の巧みな融合
この特集は、前回に続く第二弾として、「住まい」と「働く場」の境界を自在に行き来できるSOHO物件を厳選し紹介しています。建築的魅力と機能性を併せ持った、多用途に応える賃貸マンションをピックアップいたしました。
選りすぐり:6つのSOHO対応物件を建築観点から分析
1. 用賀 Aフラット
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設計:早川邦彦氏が手がけ、アーティスト向け設計として建築界でも広く評価されたデザイン 。
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特徴:地階には50名規模のホールが備わっており、各種セミナーやイベントの実施も可能。メゾネット形式で上下両階から出入りできるため、住まい・事務所どちらにも理想的な構成。
2. アパートメントクロ 洗足
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特長:黒い外観に積層スラブがリズミカルな構成を生み出す、視線の抜けを大切にしたワンルームプラン 。
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デザイン:無垢フローリング、遊び心あるタイル張りのバスルームなど、素材使いで居心地の良さを追求。空間の可変性とSOHOへの柔軟対応が魅力。
3. YAMATOMURA Green Terrace
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立地:文京区本駒込、都営三田線千石駅近く。“六義園”の文化的環境を背景に、ロケーションが極めて良好 。
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デザイン:木造3棟6戸のデザイン性高い外観が特徴的。各住戸は独立入口・螺旋階段・ショップ風扉など個性的な構成を持ち、SOHOに適したプランもあり。
4. アークハウス自由ヶ丘
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アクセス:自由が丘徒歩圏、閑静な住宅街に立地。RC造12戸は2018年築と比較的新しい。
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設計:住戸プランは多様で、SOHOや事務所としての利用ニーズにも対応する柔軟性を併せ持つ。
5.
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ロケーション:恵比寿と広尾の中間、渋谷区恵比寿2丁目というブランド性高いエリアに位置 。
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構成:1フロア1住戸のプライベート重視設計。SOHO利用が可能で、仕事と生活をきれいに分離したいユーザーに最適。
まとめ
観点 | 解説 |
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建築性と機能性の融合 | メゾネット形式、独立入口、大ホールなど“住む・働く”両面をデザインに取り込んだ建築が多い。 |
ロケーション戦略 | 恵比寿、自由が丘、洗足、文京区本駒込など、立地ストーリーが空間の価値に直結。 |
多様性対応の設計 | ワンルームからメゾネット、専用ホール付きまで、多様なニーズに柔軟に応えるプラン設計。 |
感性と機能の調和 | YAMATOMURAのような造形美、素材の遊び心といった感性的価値と、SOHOとしての実用性の両立。 |
都市生活への提案 | 都市の利便性と心地よさを併せ持ちながら、働くための余白と個性も提供する都市型SOHOの提案。 |
この特集は、SOHOという働き方に応じた都市型住居の可能性を、多角的な設計視点と都市の文脈で提示しています。気になる物件や、法的対応・コスト・管理面などご興味あればお気軽にご相談ください!