人材獲得の側面から戦略的にオフィススペースのデザインを活用する若手企業さんがここのところ増えてきているように思います。
無個性なオフィスには無個性な人と企業が集まり、個性豊かな優秀な人材は集まり得ない、などとは断言はできませんが、経営層の方とお話ししてみると意外と近いものはあるようです。
ワークスタイルは益々そして早く進化していますので、そこに企業の個性を併せ持ったオフィスデザインをスピーディーに完結させることが必要となってきています。
働く人たちの個性と能力を引出すために、オフィスデザインを戦略的に考える。オフィスの大小関わらずに実行して行ってもらいたいと思います。
今回ご紹介の佐藤オオキ氏/nendo設計のデジタルエージェンシーspiceboxさんのオフィスデザインも企業コンセプトに基づいた設計。
「様々な刺激が次々と箱から飛び出してくるような、サプライズや喜びを提供すること」という社名の由来からコンセプトを造りこんでいるそう。
サイズや仕上げの異なる7つのボックス状ミーティングルームが配置され、それぞれのボックスの壁面が「めくる」ように開らかれるようになっています。
働く人、そしてクライアントをも豊かにするオフィススペース。引き続きご紹介して行きたいと思います。