素材本来の良さを活かし荒めの質感を敢えて残したチェスナットの無垢フローリング。
そして、同様の素材を使って作られたオリジナルのキッチンなど、プリミティブで心地よい空間が見事に創造されています。


プランは、敢えて仕切りを無くした広い(14.4帖)のワンルーム。
エイジング加工が施された古材の様なボードとオリジナルの棚にベッドスペースを。
ボードの背後にはオープンクローゼットが配置されています。


そして、なんと言ってもお部屋の先には43㎡強(!!)もある大きな専用のルーフバルコニーが見事に広がっています。

6階建ての5階に位置する当室からは周囲を見渡す眺望が気持ちよく拡がります。
このバルコニー、実はお部屋よりも広いのですが、テーブルやソファを出してアウトドアリビングに、ゆっくり日焼けをしたり、植物を育てたり、規約さえ遵守いただければ自分だけのアウトドア空間を楽しんでいただけます。

鏡の額縁にエイジングの木材を使用したり、バスルームに敷き詰められたハニカム模様のタイルなど部材にもこだわりを見せた独特の艶やかさが感じられます。

場所は、大田区石川町。東急池上線の石川台駅と雪が谷大塚駅の中間ほど、中原街道沿いに建つマンションの1室。通りに面していますが耳障りな音は実際にあまり感じられませんでした。
建物は昭和58年に建てられそこそこの年数は経っていますが、管理状態がとても良く、旧さを感じさせない建物です。
