大正・昭和の面影を残す集合住宅「三軒長屋」をリノベーションした稀少な物件です
東京都葛飾区立石は、昭和の面影を色濃く残す下町情緒あふれる地域として知られています。特に、立石仲見世商店街や「呑んべ横丁」など、長屋風の建物が立ち並ぶエリアが特徴的でした。



仲見世商店街
ただ、立石駅周辺では再開発が進んでおり、2023年には呑んべ横丁が営業を終了し、解体が始まりました。仲見世商店街も再開発の対象となっており、昭和の長屋風景が消えつつあります。
当物件は、そんな立石の風景を残すために「三軒長屋」といわれる江戸時代から昭和初期にかけて日本各地で庶民の住居として広く普及した、今でいうところの集合住宅の中の一軒を改修・リノベーションした稀少な物件になります。
長屋は壁を共有する構造で、隣同士の距離が近いため、自然と住民同士の交流が生まれやすく、昔ながらの「お裾分け」文化や助け合いの精神が根付いており、温かみのある暮らしをもたらしてきました。
そのような背景をもつ建築物をリノベーションすることで、歴史を受け継ぎながら新たな価値を加えることができ、伝統的な町並みに馴染みながらも、現代のライフスタイルに合った住まいとして再生できる。そのようなコンセプトに基づいた物件となっています。


横に長く連なる三軒長屋の路地から一歩入った手前が当物件。焼き杉とガルバリウムの外観が特徴です。



玄関扉を開けると、三和土(たたき)の土間に沓脱石(くつぬぐいし)、むき出しになった梁と古材の床が昭和以前の時代にタイムスリップさせてくれます。


このように格子窓、土間などを活かしながら、現代風のバスルームやキッチンなどの現代的な設備と融合させた和モダンな空間が魅力の空間です。(ガスはプロパンです)

大きな一部屋というコンパクトで機能的な間取りは日本独自の生活習慣を基にしたもの。

昔から「横のつながり」が強い住まいだったため、リノベーション後も近隣住民とのコミュニケーションを大切にできる環境です。

アイデアのある生活スタイルができる方に是非、ご入居いただきたいと思います。※SOHO利用はご業種によりご相談可能です