2023年9月、東京メトロ千代田線「湯島」駅徒歩4分の文京区湯島に建てられた、馬蹄形のフォルムと緑の中庭のある個性的な新築マンションのオフィス向きプランです
当物件は湯島天満宮で知られる湯島3丁目に2023年9月に建てられたばかりの伊藤博之建築設計事務所設計のデザイナーズ集合住宅です。
当地は昭和40年まで「湯島天神町」という町名で、遡ること江戸の昔には、湯島天神の境内だった場所。
周辺には老舗の有名料理店なども多いですし、上野公園や御徒町、秋葉原などが近隣にあるので、老若男女が生活を豊かに楽しめる場所でもあります。
そんな由緒ある地に建てられた当物件ですが、まず目を惹かれるのが縦に抜けた曲線の建物の壁面。
コンクリート表面には杉をコンクリート型枠にしたため、柔らかかつダイナミックな表情が表現されています。
中庭のランドスケープは、ガーデンデザイナーの長濱香代子庭園設計が担当。光が少ない状態でも育つ植物が選定されているなど、コンクリートの建物との調和が絶妙に保たれています。
曲面で中庭を囲んだ建物では、住戸がさまざまな向きになる曲線を用いることで、周囲の建物のすきまと中庭が臨めるように設計されています。
各居室は曲線によって徐々に風景が変化していく面白さを居場所のバリエーションになるように、多彩なプランで構成されており、その数はなんと35通りの住戸パターン。
当室は、中庭に面した物件内では事業用途として使える3室の内の1室。中庭とお部屋が繋がっているような一体感ある設計となった61.63㎡のお部屋です。
アールがかったお部屋の内径部分には、あらかじめ設置されたデスクや棚が並び、
水廻り(バスタブ付きバスルーム等)を挟んで寝室にもなる居室まで仕切りなく連なっています。
出入口も中庭~テラスからのアプローチと建物内部側からと2方向からの入室が可能なので、住居も兼ねたSOHO使いの場合には便利です。
自室前には専用の外部テラスも付いていますので、室内からの広がりや用途的にも楽しめる設計となっています。
中庭に面したお部屋は当室含め3室のみで、すべて事業用途可能なお部屋ですので、気兼ねなく事務所使用がいただけると思います。
設計は、伊藤博之建築設計事務所設計