空き家が話題になっています。
先日も軒が崩れ周辺への危険性も孕んでいた廃墟のアパートが行政代執行でようやく取り壊され話題にもなりました。
更地にすると固定資産税が一挙に6倍ほど支払わなければならなくなることによるもので、誰も入居していなくても放置しておいたほうがトクという所有者側の理由によるものです。
ん・・? 何かおかしいゾ。
そう思う人も多いと思います。
空き家問題って、人口減少が叫ばれて、それまでに住んでいた人がいなくなりどんどん家が余っていく事、と思っていましたが、それだけでは無いのですね。
実際、地方では過疎化した村、町も多く、お年寄りだけが住んでいる場所も多いようです。
自治体も考え、空き家バンクなるものも話題になっています。
http://www.town.fujikawaguchiko.lg.jp/ka/info.php?if_id=67 ←こちらの場合は大いに有効活用できそうですが
でも、東京に限って言えば、空き家で困っているといった話は、私の周辺では正直あまり聞こえてきません。あっても前述のような放置された廃墟(前述のような理由によるもの)の類になります。
何故か? それはやはり「東京だから」。
東京ではちょっとした土地があれば、建売やさんやマンションデベロッパーさんがすぐに買ってくれますし、中古マンションもリノベーションして転売するために業者さんがすぐに買い取ってくれます。
空き家があっても売りに出せば必ず売れます。しかも特に現在は決して安い値段で手放すこともなく。
空き家をリノベーションして現在の生活者に合わせたデザインにする、シェアハウスにする、貸しスタジオにする、その他airbnb用に貸し出す! 手放さなくても賃貸用途で考えれば今やたくさんの不動産屋さんがお客さんを連れてきてくれます。
ネットの普及で業者間の情報の伝播もエンドユーザー同様に早く、それだけの効果は実際にあります。
朽ち果てる前になにがしかの手を打てるように色々考えればアイデアはでてくると思います。
ですので、もしも空き家で困っている方がいれば前向きのアドバイスならできると思います。
まだまだここではお伝え仕切れない複雑な問題もありますが、空き家問題をプラスの方向に転嫁できるようにしていきたいものです。